2015年11月10日、東京・杉並区の和田商店街は「東京都商店街グランプリ」を獲得しました。都内にある1000以上の商店街の中で、最も素晴らしい活性化事例と認められました。

和田商店街では、2010年から「親子で街デビュープロジェクト」が行われていました。ママと子供が商店を訪問する行事でした。そこで2012年と13年に総務省の支援による「共感される文章講座」が開かれました。文章術を学んだママたちが行った商店主へのインタビューは素晴らしい出来で、『わだっち』という新聞に掲載されて、近隣のマンションなどで配布されました。

「あの店主にはこんな過去があった」「こんなこだわりは素晴らしい」と評判を呼び、商店と買い物客の心の距離が一気に縮まりました。

ママたちが主体となって、相撲の力士を呼んでの「どすこい祭り」、商店の仕事を子供が体験する「トライアルウォーク」なども開催されています。

商店街の活性化は、商店の組合が企画するスタンプラリーのような一方的なものがほとんどです。消費者が仕掛けて活性化した事例は皆無に近く、グランプリの審査でもそれが高く評価されました。

その消費者と商店主の心をつないだのが「共感文章術」でした。

これは和田商店会のホームページで、「和田商店街の笑顔」のページに紹介されています。
https://wadashotenkai.jimdo.com/和田商店街の笑顔/

ぜひご覧ください。

ABOUTこの記事をかいた人

坪田 知己

1949年、岡山市生まれ。 1972年から2009年まで日本経済新聞社に勤務。 前半は記者。最終は、日経メディアラボ所長。 日経のインターネット事業の推進に貢献した。 2003年から2010年まで慶應義塾大学大学院の特別研究教授を兼任。 2007年から総務省・地域情報化アドバイザー。 2010年に友人と、地域活性化を目的にした株式会社シンフォシティを立ち上げた。 2012年から京都工芸繊維大学特任教授、内閣府・地域活性化伝道師。 「表現」を教えない国語教育の現状を改革するために、画期的な文章術(核心文展開法)を開発し、各地で文章講座を主宰、地域活性化に貢献している。 現在は合同会社Loco共感編集部 代表社員/編集長を兼任している